気功について
「気」(氣)は自然治癒力の源
「気」とは、誰もが持っているもので、中から湧いてくる、全身(体内・体外)を流れ、常に心と体のバランスを整えようとする自然治癒力の源です。
本来は、エネルギーを扱う時には、氣(エネルギーを解き放つ)と使っていたようですが、戦後GHQの指導で、「氣」を「気」に変えたようです。
また、最近では、体外の体を覆う気で視覚化されたことを 「オーラ」 と表現されることもあります。
「気功」とは
気功とは、「気の功夫」(気のクンフー)、簡単にいうと「気の練習、気の鍛錬」という意味です。
自然治癒力を高める有効な技法です。
- 調心(気持ちを整える)
- 調息(呼吸を整える)
- 調身(姿勢を整える)
この三つがそろって、気功と定義されています。
* 気功とは?と疑問を持たれたり、もっと詳しいことをお知りになりたい方は、 気功の辞典のページもご覧下さい。
気功の効果は
-- 大きく分けると、二つに分かれます --・病を治癒する原動力となる
・病を治癒、改善し、健康で元気になる
・「気血」(きけつ)の流れを活性化、症状の改善に大きく貢献
・疲れにくくなり、回復力もアップします。
・自然治癒力、免疫力もあがるので、病気予防にもつながります。
・リラックスしやすくなる
・クヨクヨしなくなる
・イライラや感情的になることが少なくなる
・自然に心や感情もより穏やかになっていきます。
・マイナス思考が減り、プラス思考が増えていきます。
* 上に挙げた効果には、個人差がありますが、そういう傾向にあります。
病と気の関係は
病は、自然治癒力の源である気が乱れたり弱くなったり、オーラでいえば暗くなったり、良くない気が蓄積されて生じるとされています。 どんな病気も、気が弱ったり、良くない気が蓄積されるところから始まります。ですから、気を正しく察知し、症状をより正確に把握することで、正確な治療が可能になります。
気功の種類
気功を目的別に分類すると、医療気功 と 武術気功 の二つに分類されます。
この二つは、特性・性質が全く異なります。
医療気功 と 武術気功
気功には、治療目的の医療気功と、武術目的の武術気功があります。
別の呼び方では、
- 医療気功(軟気功:なんきこう)
- 武術気功(硬気功:こうきこう)
当院では、前者の医療気功を目的としています。
武術気功は、経験はありませんが、テレビなどでも、手で石を割ったり、身体の一部を強化したりするものです。
外気功(がいきこう) と 内気功(ないきこう)
医療気功には
- 外気治療(がいきちりょう)(=外気功:がいきこう)
- 自己鍛錬(=内気功:ないきこう)
があります。
外気治療とは、気の熟練者から気を調整してもらう方法で、当院では外気治療を致します。
自己鍛錬は、数千種類の流派があるといわれています。
内気功(自己鍛錬)について
以前、自分で気功を練習する「自己鍛錬」の気功を教えていた経験がります。
教室などその場では真面目にされても、日常生活に戻ると、忙しい日本人にとって、「毎日30分以上は練習してください」というのは、結果も効果もよくわからない助教で続けるのは、難しいようです。
自己鍛錬では、毎日こつこつ気功をするのが、大事なのですが、ご自身で練習が続く方は皆無でした。
そういう経緯もあって、確実に自然治癒力を高めるために気功治療をしています。
もう少し詳しくお知りになりたい方は、気功の辞典もご覧下さい。
気の出し方を習ったのに!?
今、あちらこちらで、気の出し方(エネルギー治療全体)のセミナーなどが行われています。
・家族くらいは治したい
・自分の病気を治したい
・その他
と、本来、尊い気持ちを基本に、いろいろな理由があると思います。
しかも、(高額で)短い時間でマスタ-出来ます!
というものを時々見かけます。
習ったけど、気が出ているかよく分からない!し、効果も出ない!
というものが殆どだと思います。
気功治療(エネルギー治療全体)に言える事だと思いますが、病である以上、良くない気(邪気ともいう)が存在していると気功的には考えられます。
治療する側が、病の治療の際にその邪気をもらいます。
そのもらった邪気の浄化方法も知らずに、気だけ出せれば治ると、勘違い(知らずに)している場合は多いようです。
その結果
治療する側が具合が悪くなるのが常です。
セミナー開催側も大体は
「うちのやり方は、相手のネガティブなものはもらいません」
と言うようです。
しかし、私が知っている範囲では、こういうことを言うところに限って、教える側がすでに邪気に満ちていて、邪気をもらったことに気付いていないように見受けます。
気功治療をしていた人の中には、具合が悪くなり治療をやめる人もいれば、亡くなる人もおられます。
安易な人の治療はお勧めしていません。
病・症状の治り方は?
順調に改善する時でも、微妙に、良くなったり、悪くなったりしながら、徐々によくなっていきます。
自己鍛錬と外気治療
本来、気功は自己鍛錬で毎日コツコツするのが基本とされています。実際にそれで好ましい効果が出ている場合は、それで良いと思います。
しかし、実際には、
「ちっとも効果がでない」
「良い先生がいない」
「練習する時間もない」
「練功しているのに調子が悪くなった」
「自分がどういう状態かわからない」
「逆に調子が悪くなった」
と言う話もよく耳にします。
また、もっともっと気を高めたいと言う方もおられます。
そういう方は熟練した外気治療を受けてみると、良い気の状態を体で覚えることにより、良い結果が出ることもあると思います。
気は実際に体感できます
気というと、何かあいまいなイメージを持たれる方も多いと思います。
しかし、当院では、気功治療を受けている最中に、大半のかたが全身暖かくなり、手(手のひら)、足(足のウラ)や丹田(下腹部)、頭頂(百会)、全身で暖かい気を感じられています。 気が高まっていくと、自然に感じるようになってこられる方もいます。
また、最近では「オーラ」という言葉も耳にしますが、基本的には同じです。
気は、体験してみると実際に感じられる方も多く、分かる方には、はっきりと感じられるものです。
注意)中には、気が高まっても、あまり、気を感じない方もおられますが、「効果が出ない」とか、「何か劣っている」ということではありません。
感じなくても、病院の検査結果で、良くなったと自覚される方もおられます。
治療に使われる気は
治療の時に使われる気は、微細で暖かい気です。
微細なほど、より効果的です。症状のある箇所からは、冷たい気やビリビリ荒い気が出ています。その部分の良くない気を気功治療で取り除き良い気を注いでいけば、治癒または改善されていきます。
もう少し詳しく書くと
人は、肉体を持って生きています。
気功の立場では、肉体と重なって気のエネルギー体も一緒にまとっています。
その3層以上(諸説あり)はあるとされているうちのどのエネルギー体を経由して、自然界のエネルギーをもらっているかで、治療師から放たれる気が全く違います。
その中でも、「病を治す」効果の強い、深い・微細な気を経由して治療をさせて頂いています。
気功と鍼灸について
「気功治療」も「鍼灸治療」も、気を整える治療です。
身体の中も気が流れています。その気が流れやすい経路を 「経絡(けいらく)」 と呼びます。そして、その経絡を流れる気をコントロールするポイントを、 「経穴(けいけつ)」 =(通称)「ツボ」と言います。
当院では、気功治療によって、直接、鍼などの道具を使わずに経絡や経穴の乱れを補正して、身体を流れる気を、調整いたします。
よくある質問は下の「気功についてQ&A」もご覧下さい。
気功についてQ&A
Q 「気」って何ですか?
「気」とは、生まれつき誰もが持っているエネルギーです。
ただ、その気が常に環境の影響や肉体、感情の影響で変化しています。
その気がある一定以上乱れると病気になったりします。
気は、体の中、体の外側を流れ、生命をはぐくむエネルギーです。
「気」は気功をしたり、外気気功を受けることにより、気を感じたり、弱った気を強くしたり、気の質を整えたり、乱れた気を整えたりして、健康を取り戻し元気になっていきます。
Q 気持ちは大事ですか?
もちろん、大事です。
病院で診てもらったり、気功やその他健康法も大事ですが、一番大事なのは、
ご本人の良くなりたい!
という意思です。
Q 気は誰でも持っていますか?
気は誰でも持っています。
・先天の気( 生まれながらに持っている親から受けついだ気)、
・後天の気(生活の中で採り入れる気)
など、人間、動物、植物など生き物はみな、気を持っています。
Q 気功治療で放たれる気の違いはあるの?
まったく違います。
気を放つ人により、まったく違います。
普段の気持ち持ち方、行動によって、想像以上に気は違います。
気功練習は、良い気だけが増えて、良くない気が減るとは限りません。
人間が放つ気が同じでは?というのは、全く違います。
暖かい柔らかい気であれば良いのですが。
ただビリビリ、ピリピリと荒く強いだけの気もあります。
大別すると、自分で気を練って(鍛錬)、自分の気を出すタイプと、自然界からのエネルギーを通路として、放出するタイプがあります。
Q 水晶なども気を持っていますか?
水晶や鉱物など放っているものもあります。
ただし、同じ水晶とよばれるものでも、それぞれ個体差がかなりあります。
Q 気はみんな同じですか?
個人個人で違います。
大きな要素として、「気の強さ」と「気の質」がそれぞれ違います。
「気の強さ」とは、体を覆っている気の大きさ、気の出方(勢い)
「気の質」とは、気が暖かい、柔らかい、細かい、荒いなどの様々な状態があります。
また、男性、女性でも気の強さ、性質に違う傾向があります。 先天的な部分( 生まれ持った違い)と後天的な部分(生活の中で変わっていく場合)とあります。
Q 精神性(スピリチュアル)は関係ありますか?
多少、関係あります。
最近、「悟り」「解脱」について、ご質問を受けることがあります。
気をとおして、そういう境地になる方もおられるようです。
当院では、まずは、体の治療をメインに考えています。
ただ、その上で関係する内容であったり、こちらの体験などをお話することはあります。
10代のころより、悟りには興味もありました(滝行や絶食の経験あります)し、チャクラなども開いたり、感じたりは、してきましたので、興味のある方は、聞いてください。
Q 気の状態は、どうすれば変化しますか?
気功治療、考え方、行動などによって変わります。
正しく気功を行いながら、明るく、プラス思考で、感情的にならないよう生活していると、徐々により良い気の状態に変わっていきます。
Q 気を強くするには?
無駄に気を強くする必要はありません。
気が弱いかた(気の量が少ない方)は、気を強く=ベストな状態に戻すのは、良いことですが、ただ闇雲に強くすると、気が荒くなり、周りに嫌な印象を与えることもあります。
気の質と量のバランスが重要になってきます。
Q 気は誰でも感じられますか?
気功を練習したり、気功治療を受けたりして、気が高まっていくと、感じてくるようになります。早い方は、1回目の治療の時に感じる方もおられます。ただ、個人差があり、その方によって感じ方は違います。
気功治療を受けたり、感じたいと思っても、感じられない方もおられますが、ちゃんと続けていると、気は高まっていきます。
Q 気は暗示とは違いますか?
感じる人には、はっきり感じられ、多少気の色などが 見える方もおられ、多くの科学的な実験結果もでているので、暗示とは違います。
もちろん、信じてる方のほうが気が入りやすいということはありますが。
Q 1回でも、気は高まりますか?
1回でも気は高まります
定期的に気功治療を続けていくのが理想的ですが、1回でも1回分、気は高まっていきます。
Q 気はどのように感じられますか?
気の感じ方には個人差があります。
手のひらがじんじんとしたり、手や全身が暖かくなってきます。また、東洋医学でいう「経絡」(けいらく)に沿って、暖かく感じたり、下腹部の「丹田」(たんでん)や胸部(中丹田)など部分的に暖かくなる方もおられます。
そして、気が高まっていくと、はっきりと全身で、気の流れや気が細かくなってきたなど、気の質などを感じられる方もいます。
Q オーラと気の関係はあるの?
関係あります。
オーラとは、ごく簡単にいうと、気が視覚化されたものです。気が充実したり、気の質がよくなれば、オーラも大きく、オーラの輝きも増します。逆にオーラが良くない状態とは、良くない部位からは、灰色のオーラがでていたり、弱っていたり、消えていたりします。荒い気が出ていたりもします。
Q 気の感じ方は同じですか?
気にすごく敏感な方と、 そうでない方とおられます。
敏感でも敏感でなくても、どちらが良いというのはありません。どちらも、自分に合った気の高めかたによって、気が高まっていきます。
Q 自分でも気功を練習した方が良いですか?
必ずしも必要ではありません。
当院での気功治療を定期的に受けている方は、特に必要はありませんが、より効果的に気を高めたい方には、気功治療を続ける前提で、簡単に自宅でもできる気功を教えています。また、全く我流での練習はおすすめしません。副作用が出る場合があるからです。
Q パワースポットで気が高まりますか?
あまり高まるということはありません。
いろいろなところで、パワースポットが紹介されていますが、すべての人に効果的というのはありません。パワースポットの場所とそこへ行く人とのバランスや時期や時間、いろいろな条件があるからです。場合によっては、マイナスになることもあります。
安易なパワースポット巡りは、おすすめ致しません。逆効果になることも多いかもしれません。
Q 他人に気功治療をしたいのですが?
お勧めしません。
気功などの練習などで、自分の気を高めることは出来ますが、自分の健康のための気功と、他人に気功治療をすることは、全く別のことです。
安易に、他人に気を与えることは、相手の邪気をもらうこともあり、大変危険ですので、他人に気を出したり、気功治療は、お勧めしません。それは、気を出せることよりも、相手からもらった邪気を取るのが難しいからです。
Q 気を出すと疲れますか?
疲れません。
もちろん、ある程度の練習は必要ですが。
よく、「気功治療すると疲れますか?」と聞かれますが、気を出して疲れることはありません。気は自然界からいただくだけで、気を出したから、気が減ったり、疲れたりということはありません。普段から、いつも良質の気が自然界から中継できるよう、心と体のバランスを維持するよう心がけています。
Q どうして人によって気は違うのですか?
行動と考え方で変わります。 ここでいう「行動」とは、気功などで気を良くすることや、過度なストレスを回避したりなどで、考え方とは、思考パターン(プラス思考、マイナス思考など)でも、その方の気は違ってきます。
Q 良くない気はどうしてあるの?
主に「二通り」あります。
一つは、マイナス思考などにより自分で作ってしまう場合。仕事上のストレスや怒ったり悩んだりすると気が乱れていきます。
もう一つは、他からもらってしまう場合です。環境や人など様々でこちらの方が自分で回避しにくい場合もあります。ただ、明るい気持ちをもつことによって逆に良い気も発生しやすくなります。
Q 科学的に見た気は?
当院に定期的に来院されている方の病院での検査結果の数値にも、はっきり改善された数値として、現れている方もおられます。 とはいっても、まだまだ解明されていない部分もありますが、 大学の教授や科学的研究者の方々により、気について様々な研究が行われており、何冊もその本が出ています。基本的なものを挙げてみました。
・脳波のα波が出やすくなる(リラックスしていて、集中力がある状態)
・血液中の疲労物質(乳酸)や悪玉コレステロールなどの数値の低下
・特に毛細血管などの、血液循環量の増加
・ガン細胞や菌などを死減、半減させる効果
等等、色々なことが実験などによって判ってきています。さらさら血にもなっていきます。